埼玉県加須市にある
全国で唯一の避難所
旧騎西高校に行って来ました



2012年10月8日、連休のよく晴れた日、新党日本の田中康夫代表のお声がけで、
アジアンランチの有志一同、現地ではボランティアの整体士の皆様と合流し、
福島第一原発事故により、「双葉町」の町民約7000人のうち1400名が町役場ごと避難し、
今も220名が生活をする全国で唯一の避難所、旧騎西(きさい)高校に「炊き出し」に行ってきました。

当初ここには1400名が生活をしておられましたが若い人から仮設住宅やアパートなどに移っていき、
今、ここで暮らす人の65%が60歳を超えた高齢の方たちだそうです。

ここでの食事は冷たいお弁当が3食。
8月一杯までは国費によって食費がまかなわれていましたがそれも9月1日より有料化、
避難所に暮らす人は1階のホール入口に設置された食券を購入してお弁当を買います。
これは、福島県内や避難所の外で暮らす人は食費を負担しているので公平を保つため。
ただ、ここに暮らす人は自炊をする自由がない上、
そもそも何故ここで生活しているのかを考えると大変気の毒に思いました。

こんな立派な厨房施設があるのに自炊ができない・・もったいないです



炊き出しと現地の皆さんの様子

事前に聞いてもらった住民の皆さんの要望は
「とにかくあったかいものが食べたい」でしたので
アジアンランチではオリジナルの「具沢山野菜スープあら挽きソーセージ入り」と
おなじみ「牛筋カレー」を用意し、皆様に食べていただきました。


福島行きの時も声をかけていただいた新党日本代表田中康夫氏。
アジアンランチのお客様でもあります。





キュンキュン・・。と子犬が鳴くような音を
たてる歩行器を頼りにゆっくりと歩いて
食事を取りに来てくださる男性、分担を決めて歩けない方の分を
ダンボール箱の「トレー」に並べておっとっとと持って行く方、
同室の人の分もと2食持っていこうとした方は杖をついているので
袋に入れたお弁当とスープが左右に大揺れしてしまい、
「あーあーあー」と田中代表があわてて追いかけるシーンも。
話に聞いていた通り、大多数が年配者です。



その後田中代表と共に皆さんの生活される校舎にお邪魔しました。

元学校ですので「教室」サイズの部屋に畳が敷かれ、
数名の方がお布団の上に正座しておられました。
家族単位なのか、男女同室で「着替えに窮する」現実は深刻です。

この騎西高校避難所に限らず、福島の原発被災者、
地震・津波の被災地・被災民に対し「保障」がそんな簡単な事じゃない事はわかりますが、
国の「復興費」が被災地と何の関係もない官庁庁舎の改修に、
シーシェパード対策、沖縄県の国道整備などに使われるってのはどうなのよ。と思います。(★)

田中代表はもとより、
現地でお会いした双葉町の井戸川克隆町長は福島県内の放射線量や、
チェルノブイリ事故の教訓を生かす事などについての活動を行っておられますが、
遅々として進まない国の対策や東電の保障についての憤りを口にされていました。


田中代表、井戸川町長、整体士の皆様、アジアンランチスタッフ一同




避難所の人たちに「自炊する自由がない」と書きましたが火災を危惧して校内の火気の使用を禁止しているとのこと。
火気が使えないなら電子レンジや電磁調理器?と思っても建物が古い事もあり、
私たちがお邪魔したときにも「1600kwでブレーカーが落ちる」と事前に注意されました。

1600kwと言うと電気コタツをつけた状態でホットプレートのスイッチを入れたら飛ぶ。と言うレベルです。

これから寒くなります。
なんとか暖かいものが自炊して食べられるようになるといいなと思いつつ、
一番食べたいのは「秋刀魚の塩焼き」と笑っておられた方の言葉が印象的でした。

(★)2012年10月16日のニュース。「復興費は被災地に限定」と決まったようです。そうですとも。



        


   
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